2009年02月12日

なくした夢とパリを行く…マルグリット


ケセラセラパリ♪
ということで(?)、昨日は結局6時までコースだったので追記できませんでした…なぜなら今日も見るからです。

今日はイティコ先輩と観劇。

休憩中に喫煙スペースでぼさっとしてたら私の横にいた紳士がお連れの方に「舞台上で皆煙草を吸ってるので吸いたくなって困った」とぼやいとりました。
ああなんか分かる気が。

さて、ネタバレであります。

 


 

しつこいようですがネタバレですまじで。

ああ書きたいことがたくさんあるのに!
まとまらないーなんといいますかアレですねブランクが…
しかしひとつずつ少しずついきたいと思います。


初日はタカラヅカ時代の姫様のことを考えると完成度は高かったと思うのですが、それぞれがそれぞれの役割を果たすので精一杯であったような気がします。
やはり二日目からでした姫様がマルグリットとして本当の意味で覚醒するのは(所謂あさき現象…)。


パリはドイツ軍に占領されている。
当時のドイツ人にとって流行の先端であるところの花の都パリは憧れであり、一方でどこかコンプレックスを持っていて、だからこそ征服したいと強く願う。
その縮図がマルグリットとオットーの関係性として描かれている。
それなのにマルグリットは同じフランス人のアルマンに惹かれていくという、オットーにとってはひどく残酷で屈辱的な状況。
てらわきさんのオットーが冷徹というよりもマルグリットへの想いがただただ強くて、彼が思いを吐露するたびに切なくなりました。


マルグリットの誕生日パーティーのシーン、“フランスの友人”たちとこれ見よがしにはしゃいでみせるマルグリットからは、オットーひいてはドイツへの侮蔑が初日とは比べものにならないほど色濃くにじみ出ていて、それを受けたオットーの劣等感も増幅していて、あのシーンはニヤニヤしちゃうくらい好きです。

アルマンのピアノでチャイナ・ドールを歌う時、姫様独特のその場の音を小さく吸うような動作が、今回も観られて我が歌姫よと嬉しくなりました。

空襲の中で惹かれていくふたりは、まさにジェットコースター現象なのかも(ジェットコースターに乗ってドキドキすると、そのドキドキを恋と錯覚してしまうというアレであります)。
アルマンはストンと恋に落ち、しかしそれ以上にマルグリットが恋に落ちてました。

空襲の中、ふたりでチャイナ・ドールを歌いながら、マルグリットは今まで幾重にも纏っていた建前とか大人の事情とかそういうのをアルマンにするすると剥がされていく。
歌声のニュアンスで、今まで押し込められていたマルグリットの魂が目覚める様がまるで花が咲いていくのをみるようでした。

そしてその夜、マルグリットは寝室の鏡の前で自らを見つめながら涙を流す。
そんな部屋に入ってきた今日のオットーは、マルグリットの涙を見て動揺したのか、マルグリットに“イギリス人”と言い放ってました…(初日は“フランス人”だったですよ…そして初日が正解だと思われ)。
優しいなあオットー!(…)
オットーがマルグリットを壁におしつけた時、マルグリットの鬘が乱れて大変色っぽいことに!
ままま毎回乱れるといい!と思うっ!!

アルマンの胸に顔を埋めるマルグリットが満たされていて幸せそうで、大層美しかった。
拷問されたアネットを見て動揺してオットーに懇願するマルグリットはなんだかとてもいっしょうけんめいで、何だかとっても好きだった。(…)

最後、パリがドイツの占領下から開放され、マルグリットはドイツ人の愛人であったために糾弾される。
友人だと思っていた人たちに掌を返すように背を向けられて、国民が反独に傾いていく中、寄る辺なく立ち尽くすマルグリットの背中が、助けを求めるのではなく、不安に震えるのでもなく、ただ静かにアルマンという存在を求めていた。
姫様の背中芸の真骨頂…!


マルグリットは群集に嬲られ、オットーが買い与えたであろう服を破られ、引き剥がされ、靴を脱がされていく。最後にはあの一番幸せだったであろうアルマンと愛し合った時とおなじ姿になり、アルマンの腕の中に戻る。
その時にはもうこの世のものでないようなうつくしさを纏っていました。

人間は死ぬ時、深く深くいきをひとつ吐いて、それきり吸うことがないのだとそのすじの本で読んだことがあります。
息絶えるマルグリットの、最後のいきを吸い取るようにキスをするアルマンにぐっときました。




…………我ながら支離滅裂でまだまだリハビリが必要と実感した次第…。

posted by 海野モノトモ at 01:48| Comment(2) | TrackBack(0) | マルグリット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさまさ楽しみになりました。
早く観たいという気持ちが沸々と沸いてきてます。
Posted by マグノリア at 2009年02月12日 23:44

>マグノリアさま

コメントありがとうございました。
私の文など本当にアレですが、
百聞は一見にしかずであります!

観劇楽しんでいらしてくださいね。
Posted by 海野モノトモ at 2009年02月15日 02:01
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