2009年02月14日

愛とクッキーとミルクと絶望を鞄に詰めて…マルグリット


本日の19時公演を観劇。
楽しみにしすぎて14時公演と勘違いして会場に行ってしまい、誰もいなくてすっごく動揺した今日この頃、みなさまはいかがお過ごしですか。

………だって一刻も早くみたかったんだもん。
まあ、14時公演なのに19時に行って誰もいないよりはいいか…

というわけで無事にみました19時公演。

なにしろ土日にいっかいも観られないのでかぶりつくように堪能してまいりました。
土日は赤坂で、しかもアクトの目と鼻の先で…仕事なのです…ううう抜け出せないかじっくり検討してみたのですが、ダメでした。
くやしい…

さてさて今日も張り切ってネタバレであります。
 


 

以下ネタバレですのでよろしくです。
 

音楽が本当によいなあと思います。
チャイナドールのほか、鏡よ、デイバイデイ(とそれぞれ勝手に呼んでいる)…しかも違うアレンジで何度も何度も流れるのを聞いていると、旋律が血流に染み込んでいくみたいです。

休演日を挟んで、マルグリットの進化&深化の方向性みたいなものが定まったのか、ますます凄みの増したマルグリットでした。


チャイナドール
もう戻れない昔のことを思い出しながら、噛み締めるように歌っていました。
アルマンにどうしてオットーの言うなりなのかと問われた時、マルグリットはどんな理由だったとしても自分の選んだのだからその結果を受け入れるべきだと答えていて、それがラストシーンで頭の中をぐるぐると巡ることになる。
ある意味、マルグリットという女性の生き様そのものなのかもしれない。


鏡よ
鏡に向かってうたう歌が自問自答しているみたいで圧巻だった。
初日はまるっきり裏声で歌っていたのですが、今日は地声と裏声を行ったりきたりしながら謳っていて、情感が溢れこぼれるようでありました。


アルマンとの情事のあとの口論の時「私たちお互いをダメにしているんだわ」と、激情と絶望と、それでも一縷の希望とが混ざったような、声音。
それだけでふたりの関係とふたりの未来とを暗示しているような。


それはそうと、オットーに髪の毛を掴まれて責められるシーンの「ごめんなさい…」がとっても好きです。
とっても好きですったら!
でも震えながらもこれ以上彼女を傷つけないで!と言うその言葉の芯の強さよ。
からだは震えているのに、毅然として言い放っていて、それがさらにオットーを追い詰めることになる。
「必死だな?」
というオットーが自虐的に笑っていて、恋する男のどうしようもなさが際立っていたと思いました。


ジョルジュとの会話で、おのれの矜持をを必死で保ちながら寄る辺なく立つ様が美しくもアリ哀れでもあり。
そして、ドイツ軍が撤退してマルグリットはさらに窮地に陥ることになる。
いまやパリ中の人間に嘲られ、なぶられようとしている。
その予感に絶望しながら、マルグリットは有象無象の群集から逃げることをせずにただ向かい合う。
冒頭でマルグリットが言っていたように「結果を受け入れる」ということなのかもな、と華奢なマルグリットの背中を見ながら心が引き絞られたのでした。


「医者は…見つからなかった」(だったか?そんなようなことをピエローがいう)
見つからなかったのではなく、多分医者も彼女を助けることを拒否したのだと思う。
マルグリットはアルマンの腕の中で死んでいくわけですが、別れを告げるのでもなく、最後に愛を叫ぶのでもなく、ただ眠りたいから起こさないでといって死んでいく。
彼女のアルマンへの優しさであり、愛なのだろうなあと思う。

 

姫様の歌声も日々進化している気がします。
初日は、タカラヅカ時代の空気みたいななにかに包まれているような歌声ではなく、生木のようにむき出しなたおやかな裏声で歌っていました。
一瞬音が低くなるとぐっと空気を含むような。
でも今日は高音にもうっすらと膜がかかってきているような雰囲気に。
そしてずっと裏声で歌っていたのが、地声と裏声を行ったりきたりしながら歌うようになり、声が色めいてきたというか!
ますます楽しみなのであります。


終演後は寺脇さんのアフタートークショーなるものがオマケでついてました。
寺脇さんをオットーで初めて知ったという世の中知らずの愚か者の私ですが、あんまり面白いひとなのでビックリしました。

オットーを使って3つダジャレを…とか色々やってましたが、姫様に関することだけピックアップしたいと思います。
なぜなら好きだから!


*すみれさまと呼んでいる(と言っていた)。
*男役なすみれさまを舞台では見たことがないので女性の違和感はないそうです。
*オットーがヒゲをそるシーンの稽古中、すみれさまが近づいてきてオットーの真似をしてヒゲを剃り、低い声で「エルマン!×$#&$*!!」(オットーのセリフ)。
*「カッコイイ!」って思ったそうです。
*「低い声で怒って〜」とねだったら、あんまりやってくれなくなったと残念そうでした。
*すみれさまの歩き方に時々男を感じるらしい。
*すみれさまは考え事をする時に人の顔をじーっとみるらしい。
*寺脇さんはじーっと見られてドキドキするらしい(にらまれてるかと思って)。
*ただ考え事をしていただけだとわかってホッとしたとのこと。
*カーテンコールの姿が堂に入っててすごい、と言いつつ何度もすみれさまのまねをなさる。
*すみれさまは部分的に天然なんだそうです。
*大好物をこそ一気飲みすると主張するすみれさまに「大好物ならちびちびと味わうものじゃないか」と突っ込んだら「大好物だから一気に飲んで味わう!」と譲らなかったとのこと。
*姫様らしいなあ…
*ふたりの間で関西弁で会話するのが流行っているらしい。
*「あんたがパーティーに誘ったから撃たれたやんけ!」「そりゃしゃーないわ」…みたいな。
*寺脇さんと姫様が、ではなくオットーとマルグリットが関西弁で話しているということに度肝を抜かれる。
*観る前だったら言えないけど、観終わった後だからいいかなーと思って、と言い残して去っていかれました。


寺脇さんステキー
次に観劇する時はオットーを見る目が優しくなりそうです(ただでさえオットーおきにいりなのに)。

 
posted by 海野モノトモ at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | マルグリット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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