2009年03月27日

許してね恋心よ 甘い夢は波にさらわれたの…マルグリット



今日はマルグリットを観た後、サウダージを観ました。
ということでこんなタイトルです。

サウダージと言って思い出すのはこっちなもので…。


ダービーハットを観ては「あのショーでは姫様だけがかぶってなかったなー」なんて思い、ラプソディーインブルーを聞いてはタップにいそしむオサダくんを思い出し(だって会場も同じだし!)、黒い鷲を聞いてはサヨナラショーの時の記憶が甦り…。

いやあほら、姫様に浸りきった後だったもんで…。


サウダージは1幕はショーで、2幕はお芝居って感じでした。

稲葉先生、頑張ってたなあ。
頑張る方向がそっちじゃない気もしましたが。

ある程度大人になると行きずりの出会いに感慨なんてなくなると思うのです。
もう二度と会えないことに関して、諦めを覚えるものです。
でもそれをテーマに書いているあたり、稲葉先生もたいがい思春期病なんだなーと思います。


しかし、現在男女混合(?)のミュージカルにどっぷり浸っているもので、タカラヅカの男役のスタイルのよさとたたずまいの美しさに瞠目しきりであります。
みんなそろっておよそ8頭身!

あとお風呂みたいにエコーがかかっていたことに、今更ながら気付きました。
タカラヅカ通いをしている時は全然気づかなかったのになあ。


あと、スタイルピカイチのあおきいずみちゃんが一際長い手足を一際もてあまし気味に踊ってるのを観てきゅーんとしたりだとか、とか、そのかちゃんの笑顔に癒されたりだとか、色々あったのですが、それは後ほど…書いたり書かなかったりしようと思います。


まずは何しろマルグリットについて。


 

バンドは?とジョルジュに言う時にちょうおねだりモードなのがたまりません。
私がジョルジュだったら勢い余ってスイングバンドどころかオーケストラを準備しちまうかも!

「踊りましょう皆さん、踊りましょう」の後に「おなかがすくように〜」って言いながらくるくる回っている時があって(言わない時もあるけど)、なんか好きであります。
今日は言ってた。イエーイ。

ジョルジュからもらったストッキングをものすごくぞんざいにピアノの上に放ってて、その後ガバッとドレスを捲り上げるのがある意味カッコイイ。
あと、ジョルジュにねっとりと投げキスをする仕草が色っぽくてジョルジュがもんのすごくうらやまし…いやあの、えっと。

爆撃の後のキス、今日のアルマンはたいへん紳士的だったー!
いつもは爆撃に怯えたマルグリットを押し切る形でキスするのですが、今日はマルグリットをじーっと見てて、彼女に否定の意志がないことを確認してからキスしてました。
ひょー!

しかも帰り際、公園での再会の約束をした別れ際に、もっかいキスしちゃってた気がする…!
何しろ席が限りなく下手だったもので、アルマンの背中に阻まれて見えんかったのですが、そんな感じだった…。

…まったくもう好きすぎる、好きすぎるよアルマン!

ここでアルマンが真っ直ぐに想いをぶつけてくるからこその、鏡の歌でマルグリットの感情が爆発するのだと思います。
こぶしを握り締めて自問自答。

揺れに揺れております。
恋しいのと、苦しいのと。

そこでオットーが入ってきて、現実に引き戻されてちょっとボーゼンとなさっておいででした。

公園での待ち合わせのシーンも、お散歩してるところなんて初デートみたいにういういしててかわいいの!
でも最後には慣れた風にアルマンの腕に腕を絡めて歩いていかれました。


今日はアネット拷問あたりからさらにブラッシュアップされている印象。

オットーに髪を引っ掴まれて「…本気だったんだな?」と聞かれる時のオットーを見る表情が痛々しくもあり色っぽくもあり!
「…ごめんなさい」がさいこうであります。
手紙を書き終わったあと、アネットを庇うシーンでは怒りすらにじんでいました。

そしてタバランに行く前に薬を飲む時、またニューバージョンが…。
オットーが出て行った瞬間、鏡台においてあった薬瓶をひったくるように取って勢いよく薬をあおり、薬瓶をドンと叩きつけるように置いていました。
オットーをタバランに誘う時は余裕で微笑んでいたけれど、内心心臓が踊り狂うくらいに緊張していたのでしょうね。

ラスト、「お願い、このまま…」のところ、「お…」のあたりでのけぞってるためか、のどを詰まらせる(コンマ1秒後には平常に戻る。すげえ)。
でもその瞬間、アルマンが必要以上にビックリして身を硬くして慌ててマルグリットを抱きなおしていて、いろんないみできゅんとしました。


アルマンは本当にすっかり立派な青年に。
でも、アルマンが大人の男性になったからこそ、彼がマルグリットを守りきれなかったことがひどくもどかしい。


アルマンはオットーを銃殺する。
その後、彼は路頭に迷ったであろうマルグリットを探すことなく、レジスタンスの戦いに没頭していく。
そして、再びパリに帰ってきた彼が手にしているのは銃。

彼は人を殺している。

たぶんオットーだけではなく、所謂“敵”をなんにんも殺している。
彼が殺した人の中には恋人を残して戦いに赴いている人間がいたかもしれないのに。


彼が少年だった時はそんなことを感じたことはありませんでした。
彼はただ素直に彼女を愛し、しかし彼女を助けられるだけの知性と力がなかったから、マルグリットは死んだのです。


でも、今のアルマンには知性を感じるからこそ、紳士性を感じるからこそ、どうしてマルグリットを探して助けてやれなかったのかと、ルシアンのよーに彼の胸ぐらを掴んで詰問したい気分であります。


彼には、マルグリットをリンチしたひとびとを責める権利はない。
オットーを殺したことと、マルグリットが死んだことは、ひとひとりの命が失われているという観点から言えば全く同じだからです。

人殺しが恋人を殺されて涙を流す。

自分のしている事を顧みることができなくなる。
それが“戦争”なのだと、マルグリットを抱いて歩いていくアルマンの後姿を見ながら思いました。

posted by 海野モノトモ at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | マルグリット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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