2009年03月29日

何故こんな者にまで慈悲を 憐れむ君 本物の天使…マルグリット

 
 
BJCを終えてヤプーズ期間に突入。


というわけで、久しぶりのダブルヘッター。
梅田ぶりであります。

そろそろダブルヘッターは卒業しなくちゃ、と思ってたのですが、すっかり落第みたいです…。


だってだってだってなんだもん!
明日が千秋楽になっちゃうんだもん。

 


 

今日のマルグリットは心の持ちようが高貴なかんじの女性でした。
それを最後まで保っていた気がします。


チャイナドールを歌っているときからすでにふたりきりの世界ですよ。
そしてその歌を聴きながら、苦々しく、そしてどこか手の届かないうつくしいものを見るような目で歌うマルグリットの後姿を見るオットー。
このさんにんの姿がすごく好きです。


アルマンのジャズの歌のピアノがさらにジャジーな感じになって、ほんとピアノがスウィングしているみたいでした。
対独協力者のマダムに肩を抱かれて笑って振り向くアルマンの顔がかわいいにゃー。
すべての動作が機敏なせいか、なんだか小動物チックであります。


「素敵な演奏だったわ」という言葉が、毎回ちがうニュアンスを持っていると思います。
今回は、自分にけじめをつけようとして、でも恋心を殺すことを躊躇しているみたいだった。
ほんとうに大好きだけれどこの恋を終わらせなくてはならない寂しさと、とにかくアルマンがいとしいのだという気持ちが全部詰まった声でした。


マルグリットは、アルマンと逢瀬を重ねながらも、常にオットーの影に怯えている。
いつかオットーにばれるかもしれない、でも昨日ばれなかったから今日もばれないかもしれない。
そして、ただ今はアルマンに会いたい。

そんなマルグリットの行ったり来たりな感じが、公園のカフェのシーンから伝わってきます。


そういえば、死ぬ時に魂を迎えに来てくれる天使は、生涯の恋人の顔をしているという。
今日のマルグリットの死に行く姿を見て昔読んだ本を思い出しました。


走ってきたアルマンが倒れたマルグリットを見て息を飲み、マルグリットを恐る恐る抱き起こす。
アルマンに抱き起こされたマルグリットは、来てくれると信じていた、と言いながらも視線を遠くに投げたまま、追憶モード。
彼女にとってアルマンとの再会は、なくしはしないけれども叶わない希望であったので、抱き起こされた時には天使でも降りてきたのではないかと思ったのではないかしら。
苦しそうに瞬きひとつせずに、自分の生きてきた時間を振り返る。

生きる価値がないと自分で思っていたマルグリットにとって、あれだけ全肯定なアルマンに愛されたことはどんなにか嬉しかっただろうと思います。
そして、マルグリットは最期にふと正気に戻ってアルマンの体温と吐息を感じでやっと眉間の苦悶のあとがやわらいで、そしてゆっくりと目を閉じました。
 


カーテンコールも今日からスペシャルバージョン的な感じに。


*何度目かのカーテンコールで挨拶させられる姫様。
*おもむろに“本日は…”と言ってオットーとアルマンが両隣でガクッとなる。
*ああデジャヴ…
*オットー「すみれせんせいーそんなに早く終わりたいんですかー?」と言って「はいはいありがとうございましたーみたいな?」と早足&笑顔で引っ込むふり。
*姫様大爆笑。
*ピエロにもうちょっと言いなさいよとうながされて姫様半歩前に。
*「えー………………」
*ゆっくりとした速度で、頭の中でいうべき言葉をまとめ始める姫様。
*アルマンが面白いものを観るような目でじいっと見てました。
*近い。近すぎるほどに。
*もしかして田代君は近眼なのかも、と思った瞬間。
*そして姫様特有のヘンな間に突入。
*その間にいちばん最初に耐え切れなくなったオットーが再び「はいありがとうございましたー」。
*姫様ひとしきり笑って、もう一回(多分はじめから)挨拶文を練り始める。
*今度はピエロが耐え切れなくなってオットーの真似をして「はいありがとうございましたー」と、姫様の前を通ってはけていこうとする。
*大爆笑の姫様、制止。
*姫様いちおう「スタッフと共演者と最後まで力を合わせて頑張りますのでよろしくお願いいたします」。
*言い切って、満足げに黙り込む。
*オットーは「さあこれから本題だ!」くらいの構え。
*いや、やりきった顔ですよあれは。
*これ以上しゃべらないですよ多分!
*案の定、黙ってニコニコと会場中を見回す姫様。
*最後にはもう我慢ができなくなってオットーがまとめ始める(オットーとアルマンは10秒以上のミョーな間に耐えられない模様)。
*オットー「長いようで短くて…短いようで長くて…あと一ヶ月…え、明日終わり?…泣かないでー」と姫様の肩に手を置いて泣き真似。
*今回の姫様の目が潤んでいたとするならそれは笑いすぎだからだと思うぞオットー。
*姫様爆笑して、最後は空気だけで笑うあのおなじみの笑い声。
*オットーはすかさず「すすす…って笑いますよねーマルグリットなのに」と、姫様の笑うまねして息だけで笑ってました。
*そうそうそれがかわいいの!さいこうなの!!と心で叫ぶ。
*ピエロは「なに?(無造作に)って言いますよね」とツッコミ。
*オットー同調して「そうそうなに!?なんか用?みたいな感じ」
*姫様「えー」とか何とか言いながら最後まで大爆笑。
*姫様が目を線にして笑ってるのをオットーがめちゃ覗き込んでました。
*姫様が笑ってると幸せでたまんない。
*ああオットーありがとう。

でも姫様のヘンな間が満喫できずに寂しいような面白いような。
posted by 海野モノトモ at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マルグリット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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