2006年03月27日

これもある愛の軌跡…アパルトマンシネマ

ということでアパルトマンシネマ。
ごめん……色々すっ飛ばしてすぐにホテルコンチネンタルに戻ってきちゃった…。

宙組はどうもほのちゅうのトラウマから逃れられていないようだ。
それほど傷ついたのよ。
ということで、アパルトマンでリハビリ。

ううんさすが大王・春野寿美礼!!その御姿を見て、声を聞いて、同じ空気を吸っているだけで仮死状態だった色々なものが生き返るよ…!
さらにネタバレなので反転〜

 

この芝居では永遠とか、ずっととか、そういう言葉が頻繁に使われる。
ともすれば陳腐になってしまうこの言葉が、この世界でずっしりと重いのは、ウルフの置かれている状況と、それに向かい合う姿勢があればこそだと思います。

ウルフは、オーランドには「ずっとなんてありえない」って言い、舌の根も乾かぬうちにアンナに「永遠に愛している」と伝える。
なんという、誠実で真摯で優しい、嘘。
死を目前にして永遠なんてないと悟っているひとの、それでも永遠に愛しているという言葉にとてつもない誠実を見ました。
そして、アンナも多分ウルフとはもう長くは一緒にいられないんだとわかっている。
だからこそ「私を騙してる?」と言う。
でも、騙されているとは思っていない。
ウルフを信じつくして、愛し尽くしている。だからこそ言える「私を騙してる?」。
ウルフが幾度となく言う「愛している」という言葉の、そしてアンナがウルフの幻影(というか心に響く声)に初めて口にする「愛してるわ」という言葉の、切なさと重さ。
恋に目がくらんだ恋人達が口にする『永遠に愛している』という言葉とは一線を画している。

一方で、レオナードにアンナの弁護を頼むウルフに「俺は高いよ」と冗談めかして答えたレオナード。
ウルフは笑顔で「ああ」って言うけど、ウルフは払う気ないよね。レオナードももらう気ないよね。
あれは、初めてできた“友達”に、初めてできた“恋人”を託すことが出来たからこその笑顔。
そして、全てを納得してウルフが呟く「幸せだったよ」という言葉の重さ。
なんだよこのツーカーぶり…妬けるじゃねえか…。


軽妙なやりとりに、誠実が潜んでいて、それがこれ見よがしになっていないけれど、痛いほど伝わってくる。
ちくしょう稲葉先生憎いな〜…。

今日はカメラが入っていたのに(テストかなあ??)、ひいいっく、ってなりそうだったよ。
下唇を噛んで耐えたよ…!
偉かったな、俺!

 
そのまま新幹線で東京へ。
同行者とアパルトマン語りが止まらない。どうしてふたりとも泣いてんのか…。
posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アパルトマンシネマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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