2006年07月11日

ながいいちにち…雪組YoungBloods!!

見ましたとも雪組Young Bloods!!

結局家に着いたのが5時30分で、ひとっぷろ浴びて6時15分に家を出ましたとも。
お弁当を買って新幹線に乗ったのに、すぐさま寝て、目を覚ましたら新大阪まであと2分ってとこで…どうするのよこのシュウマイ弁当は…。
結局劇場付近のベンチに座ってピクニックですよ。エリックがお茶を入れてくれればいいのに。
しかもまた社内の人間にあっちゃったもんね…そんなに大きな会社でもないのにどうしてこんなにヅカ好きが多いの…

それはともかく、雪組版は、どシリアスでした。
そして演じるにんげんも若手なら、脚本家も若手なのか、と思わせる舞台でした。

かなめくん、かっこよかった。なんか素晴らしいプロポーションでした。
アメリカ兵の制服が似合ってのう…。
対するせしるくんがまた日本軍の制服が似合ってのう…。
ふたりは日米のハーフという設定らしいのですが、そこがキーエピソードの割にあんまり浮き立たなかったのが残念。

このふたり、役者として対照的で面白かった。
枠の中で演じているかなめくんと、だだ漏れているせしるくん。

かなめくんは、まだ演じることにテレがありそう。
かっこいいから、かっこ悪いことに抵抗がある、みたいな。
でも、かっこいいにんげんがかっこ悪いところを見せるのがドラマだと思います。
そしてせしるくんは、なにしろだだ漏れ…感情的でとても素晴らしいが、何をやってもせしるくんになってしまうおそれをはらんだ熱演でした。
ふたりともこれから大きくなっていくんだろう。

そして、雪組の若手の娘さんたちは本当に達者な子が多いと思った。
特に気になったのが、あるひとりの女を演じた娘さん。
投獄された兄を助けようとした弟が、聞き込みに回っているシーン、弟はある女に金を差し出して情報を得ようとする。
その女が、差し出されたお金を取る姿が、ものすごいリアルだった。
敗戦後、日本人が、アメリカ人から賄賂として金を差し出された時の惨めさや、辛さや、でも捨てられないプライドみたいなものを言葉もなく表現していた。
彼女は卑屈にならないようにしゃんと背筋を伸ばして男を睨みつけ、目を離さずにひったくるようにお金を取る。
そして、なんかすごくバツの悪そうな、哀しそうな顔をするんです。
なんかすごい子だなあって思った。
神麗華ちゃんですって。
ひとたび踊りだしたらダンサーでびっくりしました。


脚本は……ねえ。若い、って感じ(そんなに若くないはずだけど)
稲葉先生より若いの?その割に山崎豊子風なの?
しかも、テーマ先行で実がない。

物語の核になる兄弟、キャラ設定が似すぎてませんか?
確かにひとりはスラッガー、一人はピッチャーでしたがね、性格が描かれていない…。
兄の選択も、弟の煩悶も、彼らの性格ゆえのことではないせいで、物語がしっかり噛み合っていない。
どうしてあんなに弟がモテモテ(母にも、さゆりさんにも、あゆみさんにも)なのかが分かりませんよ…
テーマは普遍的で客を泣かしやすい戦争モノなのだから、憎みあい、愛し合う骨肉の感情をきっちり描いてほしかったな…。

そして戦争をモチーフにするのはいいけど、どうも書き込みが浅いと言うか、きちんと調べていないんだろうなあというちょっとアレ?という設定が多かった。

あと弟君の最後の選択に、流した涙が引っ込みました。
死は、逃げ場ではない(byトート)ってな感じで、安直だな。
そして誰もいなくなった的な話で、私たちは一体どこにカタルシスを求めればいいのか。
ひとりよがるならひとりでやれっての。
ブツブツ。


そして肝心KANAMEショーって。キライじゃないけど若手とは思えないセンスです。
でもショーはかっこよかった。大劇場では観られないものをたくさん観られて楽しかった。
中国琵琶にあわせて、マタドールが振るのは着物。そして闘牛は赤い娘さん。
不思議な世界。素晴らしかった。
斎藤先生を見直した。

あ、でもネコは却下。
どこの秋葉のオタクイベントに迷い込んだのかと思いましたよ…。
チルク!でギリギリ、あそこボーダーですよ。


余談ですが、バンド紹介で客席降りしたかなめくんが、お客さんから渡されたハンカチで汗を拭いていました。
蘭寿先輩のディナーショウでもそういうことがありましたが、なんか伝統文化って感じでうほーっとなりました。
渡したハンカチで汗を拭くといえば、エルヴィス・プレスリー。
あの時代の伝統、もちろん私もそれは“文化”としてしか知りませんが、ここに息づいていたのか…。
若いジェンヌさんたちがその伝統を引き継いでいると言うのがなんだかくすぐったくて嬉しかった。

とにかく熱い舞台で、眠くなりませんでした。

でもすぐに名古屋に移動しての仕事中に眠りました。
そして最終の新幹線で帰ってきて家に着いた瞬間に眠りに落ちました。

ながい一日でした…。
posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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