2006年08月06日

今更の発見もあったりした…花組ファントム


午前中公演は貸切だったので15時公演だけ観ました。
チェックアウト12時ギリギリまで粘ってスカイステージを観る私…だって11時から大王をはじめ、花っ子たちの座談会(?)だったから!
大王はうっとりするほど天然だった〜…。
考えて発言するあやぶきまおたんと、感じて(もしくはひらめいて)発言する大王の対比が面白かった…。
あやねちゃんの喋り方はまだなんか一人だけ遠い(声が小さい)けど(そしてどんどん語尾が小さくなっていくけど)、話題の振り方が絶妙だった。もうちょっと知りたいと思っていた話題の枝葉をうまく導くような発言がいくつかありました。司会進行をするはずのひとが自由すぎる割に座談会と言う船が難破しないのは、あやねちゃんが小さな声でうまく話題を波に乗せているからかもしれません。
とにかく大王は自由すぎて、なんつーかかわいかった〜(男役の、しかもトップスターに向かってふさわしい賛辞かどうかはわからないけど、だってかわいかった…)。

そして15時公演。
私は常々キャリエールはどの時点でエリックとクリスティーヌの関係を知ったのかと不思議に思っていました。
今回観て、ようやくタイターニアの時だったのだとわかりました(遅)。
タイターニアの舞台に乱入した末、舞台をめちゃくちゃにしたエリックを、キャリエールは逃がそうとする。
その時、クリスティーヌの手を引いて行ったことに愕然とする。ビストロでクリスティーヌの歌を聞いていたキャリエールは、この時全てを悟ったのか(いつもマダムがたらいで旦那の頭をゴツンとやってるのに気を取られていて見てなかった…)。
ビストロでクリスティーヌの声を聞いた時、キャリエールは本当に驚き、懐かしそうな、切なそうな顔をする。
それはすぐ後に興奮に任せてベラドーヴァのことをフィリップとクリスティーヌに話している姿が、ベラドーヴァの先にエリックの存在があるような気がした。

クリスティーヌの声を聞いているエリックは、年相応の苦悩する青年でした。一番好きな声で一番言われたくないことを言われるのって辛いだろうな。
クリスティーヌの歌を聞きながら辛そうに顔を歪め、苦渋に満ちた顔で仮面を取りました。
そして独りになってから、本が置いてある切り株に両手をついたまま暫く立ち直れないほど落胆していました…傍によって背中をさすってあげたかった(やめなさい)。

撃たれてから結局はよかったんだよな、とか、クリスティーヌのせいじゃない…とか言いながらも、どうしようもなく後悔が色濃いエリック。キャリエールに怒ったことを謝って「いいのさ」と言われてもなお孤独になった寂寥を引きずっているような、哀しい顔をしていた。
それなのに、銀橋で「私の愛しい子よ」と言われて振り向いた瞬間に8歳の、水面を覗き込んだ頃まで退行した。
今にもキャリエールの腕に飛び込んでしまいそうにさえ見えました。
その落差がなんとも言えず切ない。もしこれが撃たれる前だったら、親子関係を修復していけたかもしれない、と思い至って哀しくなりました。
お互いに薄々気付いていたのにね…

最期にキャリエールに撃たれてクリスティーヌに抱きとめられたエリックは、彼女の名前を呼びながら手を差し伸べていました。そして、その手をクリスティーヌがそっと握ってあげていた。
エリックが息を引き取る寸前、クリスティーヌはもう一度エリックの手を取ろうとするんだけど、彼女の手をすりぬけて地に落ちたエリックの手…観てるこっちの胸が張り裂けました…

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファントム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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