2006年08月28日

おれのトキメキがやっと起きた…花組ファントム

セリフはアパルトマンシネマだけど。
そう、いきなりファントムを観て破裂しちゃったら大変なので、アパルトマンシネマのDVDで大王を免疫注射をしていたものですから。
 

待ちに待ったファントムっ!長かった…そして待った甲斐があった〜!!
幕が開いた瞬間、大王が歌い始める。「僕の叫びを」の「ぼ」を聞いただけで鳥肌…東京宝塚劇場は音響がよいのかスタッフがよいのか、音の耳ざわりが全然違ってびっくりした…。
今から考えると大劇って随分こもって聴こえる気がします。

期待した変更はありませんでしたが、芝居自体の雰囲気も大劇の千秋楽からずいぶん変わっている気がしました。

まず希望の歌の雰囲気が違っていた。
大劇では全編に希望が満ち溢れていたのに、今回は歌の前半に満ちるのは絶望、失望。そして後半ではそれが徐々に希望に変わっていく。その気持ちの移り変わりが声のトーンだけでしっかり伝わって来て、もう震えました。
単語ひとつひとつに各々の在るべき意味が宿っていた…歌が上手い、声がいいだけじゃないんだと思った。ほんとに底知れないひとだ…。
何よりも父子の銀橋が私の元には違う印象で届いた。大劇の時は涙、涙だったのに、今日観た時は、やっと言ってくれたという喜びと、やっと言えたという喜びがぶつかっているようだった。
だから、警官に捕まった後、早く撃ってくれと言ったエリックの笑顔に、言われたキャリエールの背中に胸がいっぱいになりました。

フィリップを殺そうとした瞬間にクリスティーヌの制止に止まったエリック、哀しそうな、切なそうな顔で首を緩く振ってナイフを放り出していました。それが、ビストロの夜にフィリップとクリスティーヌの後ろ姿を見送った時の顔と重なる。
でもあのまま殺すこともできたはずなのに、クリスティーヌの頼みは断れないんだね。

ナイフを捨てる時のエリックは、クリスティーヌが自分よりフィリップを選んだと“誤解”しているようにも見えて、なんかとっても救いがない気持ちになったのですが、クリスティーヌの腕の中で死んでいくエリックは安らかで、“誤解”がきちんと解けていて、見ている私も救われました。
そして、エリックはキャリエールに撃たれた後、クリスティーヌに抱きとめられた時は痛みに顔を歪めているのに、クリスティーヌの歌を聞いてるうちに眉間が安らかにひらいていって、最期は穏やかに息を引き取りました。

久しぶりに大王の死体を見て、また動揺してしまい、どうやら色々見過ごしたようだ…。
クリスティーヌは船のそばに行ってましたか?エリックが息を引き取ったのを見てしばらく放心していて、気付いたらクリスティーヌが銀橋を渡っていたもので…。
クリスティーヌの青い衣装のスカートに、大きな涙のしみがあったのは妙に鮮明に覚えています。エリックへのクリスティーヌのこころのかたちを、偶然見つけてしまった気分。
明日も観るので、もう少し冷静に見たい…。

気付いた変更点…といえば、リハーサルの後、地下レッスンに入る前の前奏が長くなっていて、小走りエリックじゃなくなってました。クリスティーヌとのコミュニケーションが取れるようになってるし、こちらも安心してみていられる。
あと、ビストロのシーンで外にいるエリック、台(?)から降りる時に従者に姫然として手を差し伸べ、エスコートを要求。従者もうやうやしく手を取る…。
どうでもいい変更でしたが萌えました。

フィナーレ…後ろ髪が長くて、そいつが時々ぴよーんとはねてて、ちょっと……かわいい〜…。

今日は記者招待。記者がたくさん。演出家もプロデューサーも来ていましたね。
某男性記者が某演出家に大王の声を評して“心の襞という襞をかきわけて奥までするする入り込んでくる声だ”と言っていたのを小耳に挟んで、私はその見ず知らずの好々爺を抱きしめたかった。
わ、わかってらっしゃる。。。
そして矛盾に目をつぶった(もしくは気付きもしなかった)某演出家の眼鏡を奪って踏んづけてやりたかったです(なんとなく)。

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファントム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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