2006年09月12日

愛され属性存分に発揮…花組ファントム

 

夜公演に行きました。帰らない!会社には帰らないよ〜。
故意にケイタイを会社に置いてきました。
ほぼ天上桟敷で見たせいか、ずいぶん音が遠かった気がします。
あんなにみんなのざわめきが聞こえるものだとは…1階で見たときは気付かなかった。
しかしオーケストラが…特にラッパ系がはずしたり音が出なかったり…。
ラッパは毎週水曜日に掃除をするから火曜日の夜公演は絶不調だとも?
とはいえ、始まっちゃえばのめりこんでしまう業の深さよ。

荒野の歌が…とにかく凄かったです。また違った肌ざわりの…おおまかなカテゴリに分けるとどうなるんだろう…
なんか、クリスティーヌが逃げてしまったことに深く深く傷ついて、こころが戻るべき幻想すらなくしてしまっていた。だから愛してくれたお母さんのことを思い出しても、どうしても哀しくてやりきれない…そんなエリックでした。
ラストでクリスティーヌを呼び、遠くを見て、涙をボロボロこぼしていた。
きっと、部屋に戻ってからも、独りで悄然と涙を流しているに違いない…。
従者も声をかけあぐねてオロオロしているさまが目に浮かぶようだよ。
エリックは何も言わずにそのまま上に行ってしまうから、従者達は地下で何も出来ないまま肩を寄せ合って地下で息を潜めていて。うえで銃声が聞こえるたびに、従者達もエリックの安否を案じては気が気じゃなかっただろうな。
エリックが死んで初めて従者達が姿を現す。
地下での水葬礼。エリックは、キャリエールでもなく、クリスティーヌでもなく、もちろん警察でもなく、ほかでもない従者によって葬られる。
彼らのエリックへの最期の敬愛をここで見ることになる。
従者が人間として成立しているからこその、深みだなと思う。

銀橋のパパとの会話で、今日は「もう少しましだったらなあ」って言われて、エリックったら泣き笑い。
臆病だから本当のことが言えなかったキャリエールが冗談交じりに言う。その言い方がね、エリックにそんな小さなことどうだっていいよ、って言ってあげてるみたいな優しさがある。
顔の話は、互いにタブーになっていた話題だったんだと思う。
キャリエールが冗談めかして言ったそのひとことが、そしてそれを聞いて笑ったエリックの笑顔が、エリックのコンプレックスも、クリスティーヌに顔を見て逃げられた心の傷も、キャリエールの抱えてきた罪の意識も、総てが霧散していく。
エリックの昇天が始まる瞬間を観た気がした。

エリックは死ぬ時、クリスティーヌの腕の中で、もう目が見えないのか、両手でクリスティーヌの手を一生懸命探していました〜…うう…。
その手をクリスティーヌが優しく包み込んであげて、そして絶命したエリックの頬を、その手で撫でてあげていた。
クリスティーヌがエリックを愛しいと思っているその気持ちにシンクロして、私もエリックがどーしようもなく愛しい〜…(病)。

大王のエリックって、知らない人には恐れられながらも、両親、クリスティーヌ、従者たちなど、ひとたびエリックとふれあった人はエリックを愛してしまう…そういうエリックですよね。
愛されエリック。
以前、大王は愛され属性だって書きましたが、今回はその属性がいかんなく発揮されている。
まぎれもなく大王ならではのエリックなんだなあとしみじみ思いました。

そしておまけの見所、リハーサル。
観てるこっちまで楽しくなるような、エリックのささやかな楽しみシーン。
ていうか、最近楽しみすぎですよ〜かわいこちゃんにおさわりも。
きほさまだけでなく、なんかじゅりあ嬢のアレな所も触ってましたよ〜。
う、うらやまし…いやちがう…なんといいますか…うーん。
さわる大王、さわられる嬢……いいなあ…。

ラストではすっごく満足そうに、胸を押さえてはあ〜って堪能の表情。
なんか本当にいたずらっ子だなあ。
罪のないいたずらだよなあ。
……ああなんか切なくなってきた。

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファントム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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