2006年09月25日

愛しいひとのことを語るときはいつも笑顔…花組ファントム

 

仕事と仕事の間に何食わぬ顔をして観劇。デザインバッグを持ったままGO!ですよ。
2階の最後列でしたが、ど真ん中だったので、フィナーレで羽を背負った大王がこっち向いて笑ってくれました。ほんとうです。ほんとうなんだもん。

今日はにこにこエリックでした。
大王エリックの笑顔は、ひとくちで笑顔と言っても、楽しい、嬉しいだけでなく、寂しい、哀しい、切ない…色々な感情がほとばしる。
そういうマイナスの感情すら笑顔で表現されるものだから、身を切られるような涙というより、あたたかくてどうしようもなく切なく涙がこぼれます。
特に、荒野の歌が、泣きながらも笑顔なのが、切なくて仕方がない。
母は自分を残して死んでしまった。クリスティーヌは自分の顔を見て逃げてしまった。
でも、愛しくて仕方がないんだろうと思う。
笑顔と涙が痛いほどそれを伝えてくる。
エリックのその感情は、理屈ではない。
彼女らのことを考えると、悲しい気持ちの奥の奥に、あたたかい気持ちが湧き出てくる――そういう笑顔なんですよね。
またあの歌を歌う時の声がね…あんなにだーだー泣いてても声がぶれず、濁ることも曇ることもなく、あたたかく澄んだ声。
あのシーンはまさに“絶品”と言うのにふさわしい。

対するビストロのシーン。
エリックはとっても嬉しそうに歌ってます。
ビストロの中のクリスティーヌと一緒に。
エリックがいるのはビストロの裏…かな?
どこだろ…とりあえず、外であることは確実。
どんなに素晴らしい声をしていても、どんなに歌がうまくても、ビストロの中、光が当たる場所には彼の居場所はない。
クリスティーヌと並んでデュエットできたらどんなにか嬉しいだろうし、どんなにか素晴らしい音楽が生まれたことだろう。
“お前は素晴らしい歌手になれたはずだよ”というキャリエールの言葉が残酷な響きを感じるのは、きっとこの離れた場所でのデュエットが、私たち観客には見えるけど、ストーリーの中にいる人たちには耳に届くことはないからかもしれない。

そして結局は、キャリエールとフィリップだけが、“天使”の歌声と、“素晴らしい歌手になれた”はずの青年のうめきのような歌声が重なる瞬間に立ち会うことになる。
最近ますますやりきれません…。
天国でお母さんと好きなだけ歌ってるといい…君の歌を聞けばみんな拍手喝采さ。

 
そしてある意味見所、リハーサルシーン。 

やるぞーとなってから走り始めたはいいけど、偶然目に付いたそのかちゃん(が演じる団員)がお気に召さなかったらしく、一瞬足を止めて小さく5発ほど連続パンチ〜!そしてきほさまのスカートをめくり(?)、じゅりあ嬢のお尻を触り(?)、ピースを振り上げてみんなをなぎ倒していく…。
私もなぎ倒されました…エリックオイタが過ぎるよ〜それがまたいいよ〜。
エリック愛しいなあ。
そんな気持ちの積み重ねで、エリックが息を引き取るくだりではカタルシス波状攻撃ですよ…。
とんでもない昇華だなあ。


今日のメグちゃん。
ソレリになついてますね〜。
シャンドン伯爵の寵愛を競ってやいのやいの言いながらはけていく娘さん三人のことを、『あのさんにんはいつもうるさいんだから』みたいなことを言ってました…仲良くしなよ〜。
ビストロでもお酒を振る舞われていないところを見ると、未成年なのかな。
タイターニアの場面で「ファントムだ!」と言った後「わわわ怖い〜」って言ってて、舞監氏は毎回役得だなあ〜…。

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファントム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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