2006年12月02日

誰が竜馬を殺したの…宙組維新回天・竜馬伝!


おいどんですたい、と西郷どんが言いました(マザーグース風にお願いします)。

………そういう話では、全然ありませんでしたね。

30日は花組の全ツを独り観劇だったのですが、1日は昔グリーンちゃん今ギュン太を愛する職場の先輩・ルーナ先輩(と、命名した)と合流できて寂しい子は返上してました。
広島全ツを終え、お好み村でお好み焼きを食べて(だって大王が“広島風お好み焼きおいしいんだって?”っていうから。ていうかものすごい量でした…)、カフェで真夜中まで語り、次の日の朝、宝塚へ。
この時点でフラフラです…

でも、一刻も早く新生宙組を観たかったのです。

ええっと。
シモネタとおやじ風ダジャレギャグ(8割すべり気味)はいらないと思うのです。
あんなつまらん言葉を口にしなくてはならない役者さんのことを、脚本家は考えたことがあるのだろうか…
本気で“おもしれー”とか思ってたらどうしよう。

ええっと、石田先生?
 
観る前にルーナ先輩からひゃっぺんくらい“脚本がひどいショーの構成がひどい!!!”といわれていたので覚悟してみたせいか、そうひどくなかったけど。私は多くを望まないわbyマリー。

結論から言えば、腹の立たない駄作というか。
しかし現在の宝塚において、“腹が立たない”というだけで、もしかしたら佳作なんだろうか…。

■竜馬
かしげ殿下の、殿下ならではの竜馬でよかったんじゃないかなあ…?
なんか無理してる気がした…破天荒になろう、自由人になろうってしてるみたいに。
もっとスマートでノーブルな竜馬でいいのに…
それに竜馬って女好きなのか、女にうぶいのか??長崎で外国人の女を余裕の表情ではべらせてみたり、芸者に迫られてドギマギしたり(しかもドウテイ設定)…どっちよ!
もしや1作目・2作目をつぎはぎしたんじゃないでしょうねえ…というくらい落ち着きのないキャラ設定だった。
殿下もさぞや悩んだでしょう。
でも、殿下ったらなんかかわいい竜馬だった。
おりょうが大好きなんだよね。
だから無理矢理幕末の事件を全部入れようとしないで、竜馬とおりょうのラブストーリーにして欲しかった。
それが“殿下らしい竜馬”になると思うのですよ。

■おりょう
るいちゃんアニメ声!あらかわいいわ。
私はこの人の声を、ちゃんと聞いたのは初めてだった気がする…炎チューもネバーも観てるんだけど…。
元男役とは思えない…。
恥ずかしがった時の声がひゃくてんまんてんです…!

■中岡
たにちゃんの中岡が沸点低いキャラでかわいかった。いつもぷんすか怒っていて。
たにちゃんって“馬鹿だけど憎めないやつ”をやると、天下一品だなあ。
バカさという青さ…じゃなかった若さという青さという言葉がぴったり。

■桂
桂好きとしては、あの桂さん大好きでした。
融通の利かない感じが!女装とかしなくていいのにしちゃう感じが。
桂先生の眉間にしわは必需品です。

他にも私の大好きな高杉、土方、沖田、慶喜…みんなそれぞれにいきづいてました。
これが、宙組の子たちかあ…!と始めて認識。


そして恒例、脚本に文句。


歴史の一瞬のキラメキだと思うのです、幕末は。

史実では、竜馬を誰が殺したかわかっていない(竜馬は頭部を切られてほぼ即死だったけど、中岡は2日くらいは生きてたはずです)。
暗殺だけに、はっきりしていませんが、一番有力と言われているのが西郷どんですね。
私も西郷どんだと思っている。

ていうか、歴史と言う多面性のある物事は、善悪さえあやふやになる。
どの視点から描いたかによって、白が黒になり、黒が白になる場合もある。

それをものすごくあやふやに描いていた…というか、どのスタンスを取るのかをあやふやにしたというか。
というか、はっきりいえないならもういっそ書くな。悪役がいない舞台はあまりにもぼんやりしすぎていた。
ていうか、1時間半で何を描こうとしたのか。
幕末の出来事を1時間半で誰も悪者にならないように書こうなんて無理だよ。
しかも、上は主上・将軍から下は平民まで出てるんだから、限りなく薄味になってしまうことを知るべきだ…。

だったらもう竜馬とおりょうがいちゃいちゃしてる場面をもっと見たかったよ!
なんかとってもかわいいカップルだったから…新しい日本でおりょうと一緒に幸せになるために奔走する竜馬を見たかった。
それでいいと思うのですがねえ…。

そして、竜馬の死に様に異議あり。
死をはっきり見せないのが、先生の“優しさ”だったのかもしれない。タカラヅカにおけるポリシーだったのかもしれない。
でもたくさんの人が国のために命をかけ、たくさんの人が死んで、その命の上に今の日本があると思うのです。
あの時に竜馬が志半ばで死んだから、私のいる2006年の日本があるのだと思います。
竜馬がもしこころざしを完遂させていたら、日本はなかったかもしれないし。
竜馬の話を見ると、いつでもそう思います。
だから、私は竜馬の死をどのように描くか、にとても興味を持っていました。
それが彼の死こそが、彼の生き様だと思うからです。

…………なんですか、竜馬の影、って。

顎が外れました。
よさこいシーンをどうしても入れたかったせいなんだろうか?
ていうか、せっかく明治からの回想で始まったんだから、最後も回想でしめてほしい…。
じゃないと、竜馬が死んで酒びたりになったおりょうさんが救われない。
空に向かって鉄砲を撃つシーン、これを最後に持ってきて欲しかったなあ。
どうしてもよさこいシーンが描きたいなら、さなと会って銀橋で鉄砲を撃って、その後本舞台に戻ったおりょうと竜馬が踊ればいいんだよー。

ふう。
ショーのことはまた今度。

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 宙組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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