2007年03月25日

「三年殺し」を知ってるかい?…筋肉少女帯ライブ@恵比寿リキッドルーム

 
 
ロシアのサンボの裏技さ(だから「三年殺し」がね…)。

その技をかけられると3年後に死に至るそうです。
なんともファンタジーな必殺技であります。


……そういうわけで、筋肉少女帯のライブに行ってまいりました。
またか、とか思わないでいただきたい…。

確かにバンド名からして独特だと思うのです。
CDのジャケットを見てどん引きした方もおられると思うのです。
しかもこのブログを観てくださっている方には本当にどうでもいいトピックだと思うのです…。
でもわたしの心に溜まった澱のような興奮を文字化する、というこのブログの主旨に従って記したいと思います〜。


ライブは、普段ヅカメイトとして登場しているルーナ先輩と手に手を取って行って参りました。
彼女とは筋少メイトでもあり、とがじゅんメイトでもあります(そして会社の先輩でもある)。

オーケンも言ってましたが、筋肉少女帯の雰囲気って“うらさみしさ”だと思うのです。

激しい感情などないのですが、なんとなーく淋しいかんじ。
優しいひだまりでポカポカ日向ぼっこしているうちに、なんでかわからないけど半笑いで半泣き、みたいな(うまく書けない)。

筋少の世界に少しでも心を動かされたことのあるひとって、“訳もなくちょっとだけしょんぼり”な気持ちになったことがある人だと思います。
そして私自身そういうところがないとは言い切れないため、筋少を知っているというだけで、その人にでもんのすごい親近感(迷惑極まりない…)。
惜しむらくは、そういう人とあまり会ったことがないということでしょうか。


 

 


■小さな恋のメロディ
この激しいメロディを叫ぶほどの怒りなど今はもうないからね…。
エリック元気かなあ。
天国でお母さんと一緒に歌ってるかなあ。
ほら私、いまでもいつでも本気(と書いてマジと読む)で大王エリックの幸せを祈ってるので。


■イタコLOVE
これこそうらさみしいの代名詞のような曲。
恋人が死んでしまったから、東北に行ってイタコに恋人の魂を呼び出してもらい、そのままイタコにラブ!
という、トホホな、でもとても眩しい純愛。


■詩人オウムの世界
イントロを聞いた時、耳を疑いました…これが聞けるなんて。

この世を憎みながら森の奥に住む詩人。
死んだ娘のためにこの世を呪う詩を綴っている。
呪いに満ちたその言葉たちはやがて蝶の群れとなって空をおおい、その紫色に触れたものはみんな気が触れてしまった。
彼は追われ、とある小島に着いた。
迎えに出た犬とネコとコウモリとピエロに、彼は言った。

憎み尽くしたこの世の全てを、言葉で燃やし尽くしてみせよう。

しかし、怯えたピエロの密告で詩人は警官隊に殺されてしまう。
詩人が殺されたその夜、残された彼らは、というと。

「犬はワンワンと吠え、猫はニャーニャーと泣き、そしてコウモリは黙して語ることがなかったのであった。」
さみしいよー…うらさみしいよー…


■生きてあげようかな
ツインギターを引き連れてアコースティックに聞かせてくれました。

“失恋”して、次に飛行機を見たら死のうと決めた少女が、死んだピアニストの未完成の曲とか、いろいろ不完全なもののために、もう少し生きてあげようかな、って思う歌なのですが。

じつは、彼女の恋人は既に死んでいたのです。
彼は天国から下界の少女を見守っていた。
空の上からは少女の頭しか見えないけど、いいお天気だからもう少し生きてみようと彼女が天を仰ぐその時だけ…彼は彼女の瞳を観ることが出来る。
彼はだからなるだけ上を向いてお歩きなさい、と祈るように言う。
そしてそのメッセージには追伸がついているのです。

「それから あまり甘い物ばかり食べ過ぎぬように」

そんなPS……愛でしかありえねえ!
愛だよね…。

ほんきで崩れそうになりました。


■香奈、頭をよくしてあげよう
私の頭の中は、明智先生とトカゲちゃんがにらみ合ってました。


■釈迦
結構イイヒトだったから 恋してあげてもよかった…。
少女の無邪気な残酷さとバカさが凄く好きなのです。
“アンテナ売り”という職業に一時期ちょっと憧れました。
煙突掃除やさんに向ける憧れと似ている…。


■蜘蛛の糸
友達がいないから、ノートにネコの絵を描く。

進研ゼミ中学講座のCMに使われていたんですよね。
当時、ちゅうがくにねんせいという、人生で一番生きにくいであろう時間を過ごしていた私のこころに「だいじょぶだいじょぶだいじょぶだよ…ねえ?」という、励ましそこねソングが、妙に響きました。
あの頃聞いていたラジオ(ラジオっ子でした)のCMでは絶対それが流れてなあ!
まさかそれを30歳を目前にナマで聞くことになるとは…。

 

ほかに…
少年、グリグリメガネを拾う、トゥルー・ロマンス、くるくる少女、暴いておやりよドルバッキー、イワンのばか、カーネーション・リインカネーション、バトル野郎、日本印度化計画、戦え!何を?人生を!、元祖高木ブー伝説、これでいいのだ、そして労働者M。

何曲か書き漏らしがありそうですが、こんな感じです。

懐かしさと甘さと苦さで、胸がぺしゃんこに潰れました。
いままでこころおのくで大切にしてきたものの品評会みたいだった…。

観終わった後、ルーナ先輩とお食事をしたのですが、各々の昔の話を取り留めなくしてしまいました。


ダイヤモンドはただの石!一万円札もただの紙!偉人の言葉もただの嘘!!
働けー働けー。

うんうん今週も頑張れる。
5日までモリモリはたらくぞー。

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 舞台&ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
筋肉少女帯ですかぁ・・・ちゃんと聞いたことは無いんですけど、こないだCSで(スカステに非ず←当たり前や)ライブ映像が流れてました・・・大槻さんにヒビがあるの久々に見ました・・・(笑)
なんだか興味が湧いたので今度聴いてみようと思います(^-^)
まずこれから聴いてみ!ってオススメなんてありますか?
私もよくわからず泣きたい気分のまま微笑むような・・・そんな気分を味わうのが、本気で淋しいような、それを楽しんでるような・・・あ〜・・・うまく言葉にならんような気分になったりします。
・・・何かいつも勢いでコメントしてすみません・・・何かこう・・・海野モノトモさんのブログを読んでると、どうも私のマニアックな魂が反応してしまいます・・・長々とまとまりの無い文章すみませんm(__)m
退散します☆
Posted by 夜棲 at 2007年03月27日 01:38
>夜棲さま

わああ…!?
興味、わきましたか!?
オオオオオススメ!?
えーっとえーっと…何かてんぱって心の中でCDを10枚くらい持ってオロオロしちゃいました…
そうそう、入門編としては、この間出たばかりのベスト版“大公式”というやつが一番手に入りやすく、聞きやすいかもしれません…。

でも例のピンクの蜘蛛をご存知なら、そしてそれがお好きなら、しかもマニアックな魂をお持ちなら、きっと筋少もイケるクチだと思うのです!
よかったら聞いてみてください☆
あ、でもそんなに無理はなさらないでくださいね…!

そうそう、オーケンは顔にヒビがあるんですよね。
そういえば、このときのライブにはあったかなあ…?(そういう低温の“好き”なので、10年以上続いているのかもしれません…)

でもまさか読んでくださってコメントを下さる方がいらっしゃるとは思わなかったので、どきどきはくはくしちゃいます。
イヤッフゥ〜嬉しいな〜。
ありがとうございました!
Posted by 海野モノトモ at 2007年03月27日 04:50
はじめまして。
世界の片隅でオサ様ラヴブログを時々細々と書いている者です。
私は学生時代、オーケンのエッセイを片っ端から読んでました。
乱歩と中島らもを愛する点にシンパシーを感じて・・・。
何故か彼の音楽は聴く機会がありませんでしたので、私も聴いてみようかなぁ。
また寄らせて頂きます。
Posted by みつよ at 2007年03月27日 20:20
>みつよさま

はじめまして。
コメントありがとうございました!
しかも…“オサ様ラヴ”と“オーケン”と“乱歩”と“中島らも”が、全部つまったステキコメントを…!

感無量であります!
本気で胸が熱くなりました…!!

オーケンのエッセイ…なんか妙な味がありますよね。
諸作から読み取れる彼のトホホな思春期を知りつつ聞くと大変味わい深いので、是非曲の方も!
上記の[大公式]、2枚組で3000円ちょっとという、大特価でございます(別にマワシモノじゃないんですが)。

……なんか初めてコメントいただいたのに、なれなれしくてすみません…いやもう嬉しくて…!

ブログ、のちほどツーステップで伺わせていただきます!(少々錯乱が…)

ありがとうございました!
Posted by 海野モノトモ at 2007年03月28日 03:23
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。