2007年04月14日

久しぶりのダブルヘッター…明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ

 
大変濃密な芝居&ショーなので、ダブルヘッターは体力気力ともにかなりの量を要します…。


普段が夜型生活なので、11時公演を観る時が一番早く起きるような気がします…
7時の新幹線に乗って大劇に行く時は、深夜バス感覚であります。

というわけで、今日もやっと10時に目が覚めてほうほうのていで劇場の席につきました。
私にしてはとてもとても前だったので、端っこの方だったけどすっごく嬉しかったのであります。


朝の明智先生は、フェミニストだった…。
トカゲちゃんにも、葉子さんにも、小林君にも、優しかった。

特に葉子さんに異常なほど優しかった。
岩瀬邸での、葉子さんとの会話がとてもあたたかったのです。
デフォルトではあの明智先生、本当に容赦ないと言うか、冷たい。
それは欲に走った男の自己中心さであり、“オトリの反抗”に苛立つ冷たさだった。
でも、この回に限っては、なんだかものすごく紳士だったのです。
“たとえ、その言葉が嘘でも?”という言葉が、葉子さんの告白を言下に否定して「嘘でも言って欲しいのか?」という突き放し方ではなくて「もしその言葉が嘘だったら、あなたは悲しいでしょう?だから言わない方がいいでしょう?」という、優しい問いかけになっていた。

だから、葉子さんも少しずつ平静を取り戻していった。
ビミョウな空気の中に入ってきた岩瀬父を通して葉子さんに言った「もう落ち着かれました」という言葉も、“威圧”よりも“確認”で、だから、葉子さんも頷いていた。

15時半公演では鬼明智に戻ってましたけど。


そして午後の公演はイティコ先輩と観劇でした。
よく考えたら、東京公演は誰かと観劇するの初めて!

少女が息絶えた時、大きく見開かれた目。
息絶えた彼女の顔をそっと撫でてからも、驚愕と慟哭に見開かれたまま。
後ずさるように立ち上がって、少しずつ目が伏せられていき、やがて光をなくす。
生気が抜けて光を捉えなくなったその目に影が落ちて、真っ黒になっていて。
黒蜥蜴を追う生き生きとした、ギラギラと血走らんばかりに輝いていたあの目が、こんなになっちゃったんだ…と思いました。

ルサンクを確認したところ、
“明智、廃人同然。死ぬことしか考えていない”

というト書きが(ト書きってより木村大先生の思いつきメモっぽいけど)。
そんなト書きメモは軽く吹っ飛ばして、明智先生は、光のない真っ黒な目で繰り返し繰り返し死んだ妹のくちびるとてのひらを思い出し、思い出しては死にそうに哀しんでいる。
明智先生、痛々しすぎました…。

 

余談ではありますが、最近“独楽がなんだ!”のタイミングが早くなっている。
前はオーケストラの音楽が盛り上がった後、ぴたりと音がやんだ時に“独楽がなんだー!”と言っていたのですが、最近は盛り上がりの最高潮の時に独楽を投げ、沈黙の中で“押し花がなんだ…”と呟いている。

独楽の転がる音が聞こえなくなっちゃったよ…(なんとなく楽しみにしてたのに)。
 

ショーでは、特大ウインクも観れたし、楽しそうだったのでよかったです。
大王が楽しければ私も楽しいのであります。
総見だったのです(が、私はお席をいただけなかったので当日券観劇)。

大劇の総見では、ウインクに“キャー!”だったのですが、東京では何故か笑い混じりのどよめきが。
お国柄(?)でしょうか。

 
posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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