2007年04月21日

君といつまでもふたりでいたかったよ…明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ

 


何も出来ないで別れを見ていた俺は まるで無力な俺は高木ブーのようじゃないか…


なにが名探偵だ!結末さえ見抜けなかった。

結末を見抜けるのが名探偵ではない。
探偵って、名探偵って、無力なのです。探偵は被害が起こってからその犯人の気持ちを読み取って、トリックを暴く。
だから、犯罪者に同調できる人こそが、名探偵なのかもしれません。
犯罪の裏の真実を暴き、結末を受け入れるのが探偵さんの宿命なのだから、そんなに自分を責めないで、と言いたくなるような明智先生でした。

15時半公演のラスト、いつになく死の影が濃い明智先生だったのです。
黒い死の影が明智先生に覆いかぶさっているのが見える気がしました。

黒蜥蜴が死んだことへの怒りが全て自分に向いていた。

自分を責めて、そのまま自分を殺してしまいそうなくらい。
自ら死を選ぶというより、自分を殺す意味あいが強いように感じました。
黒蜥蜴の喪失を嘆き、その苦しみから解放されるために後を追うというのではなく、少女を救えなかった自分への罰としての、死。

明智先生の自分に向いた殺人衝動を食い止めたのが、少女が押し花の裏に遺した言葉だった。

スーツを手に立ち尽くす明智先生は上を向いて視線を遠くに投げていて、少女の残した言葉を何度も何度も反芻しているようでもあった。
死の意志を指していた精神バランスの針がゆっくりと生の意志へふれ、目に輝きが戻っていく様が、愕然とするほどうつくしいのです。

ちなみに、そんな明智先生を丘刑事が痛ましい顔で見守っていて、私はそれも大好物です。
波越警部にひっついて毎日お見舞いに行ってそうだなあ。

そして恒例、今日もトカゲダンスが秀逸でした。
演劇フォーラムで大王が、ホテルのシーンで本当にあやねちん演じる黒蜥蜴を見ていてゾクッとする瞬間があるのだと言ってました。だからこそ、トカゲダンスの時には大放出するのだと。

ホテルのシーンの明智先生はもうゾクゾクしっぱなしでした。
だからこそ、トカゲダンスがもんのすごかったんですね。
明智先生の放ったトカゲが確かに劇場の壁を突き破って日比谷の街を走り、有楽町辺りまでたどり着いているようでした。
銀橋で右往左往(?)しながら、見えた見えた見えちゃった!とゾクゾクウキウキしている明智先生がもうどうしようもなく好きです。

そうそう、ショーですが(まるでショーを観ていない疑惑が沸き起こりそうなくらいの語らなさっぷりですが、死ぬほど楽しんでます)。
ショーのザコンチネンタルのラストのところで、花道に残ったきらり嬢がおくちでウインク(?)してました…!
いやほんとに!バチンって音がするようなウインク(?)だった!

ま、かわいいってことです。


明日は15時半公演を観た後、ルーナ先輩にギュン太お茶会に連れて行ってもらいます。
公演を観る前にお茶会に行っていいんだろうか…
観劇は水曜日ですよ(トカゲ休みの日)。

 
posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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