2007年05月01日

君は静かに音も立てずに大人になった…明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ

 
ヨースイのライブまで手が回らない中、13時30分公演を観てまいりました。
2階B席は、この公演では特等席だと思います…。

特にショーはフォーメーションの美しさがわかる。
1階席だと雑然としているように見えるシーンでも、上から見ると計算しつくされた色やそれぞれの居所に驚きます。
タランテラ!の時もそうだったんだけど、荻田先生のショーは2階後方が特等席ですね。
芝居でもほら、トカゲダンスで放たれたトカゲがここまで届くのでね(というか、今日のトカゲも私のはるか頭上を飛び越えて壁を突き抜け、日比谷の町を走り回っていました…)。

今日も前半が楽しくて、後半が絶品という気の抜けない展開になっております。

友人として来た、と言って明智先生の顔を不必要に近づける警部。
近い近い近い!
警部の後頭部が客席を向くほど、明智先生に顔を向けていて、本当に友人でしょうか彼らは。
あれは…そう、フレンチキスの距離でした(誇張表現)。
……明智先生へのサービスなんでしょうか。
先生も喜びすぎであります。

ホテルのシーンが私は本当に好きで。
明智先生のフェティシズムの萌芽がはっきりと見えるから。
思わず恋してしまいそうと言われた後の“それも嘘ですか?”という時のなんともいえない陰鬱な笑顔。
“それまでに女を磨くわ”と言われた時のにたあと音のしそうな笑顔。

ネイチャー系(生物系?理科系??)テレビ番組とかで、植物の萌芽の様子を早回しでみせることがありますが、あんな感じ。
種だったものがじわじわと芽を出し、うねりながら大きくなり、違うものへと成り果てる。

あのシーンで明智先生は違う何かに生まれ変わっているから。

そしてその後、今日は早苗さんに鬼のように冷たかった。
口では説得しつつも、おとりの反抗に若干苛立っており、「もう落ち着かれました」という言葉にも、ため息をつかんばかりに呆れたような響きがあって。
黒蜥蜴以外の女はもうどうでもいいんだなあ先生ったら。
でも、ここで先生が冷たければ冷たいほど、先生の黒蜥蜴に対する執着ぶりにも、牢獄に入った後の早苗さんが自分を嘲笑するその笑いにも信憑性が出るので、私はこのシーンで鬼明智に当たると気が昂ぶります…

 

一方ランデブーで先生は、おきにいり警部をバシバシ叩き、客席を指差し、しきりにお話。
警部も警部で運転そっちのけで明智先生の肩に手を置いたりしていちゃいちゃしてるので、下で全速力で走っている少年たちと刑事さんたちが不憫でなりません。
このシーンはいつも、いい加減にしろ!しかしもっとやれ!と思います。
ちぢに乱れる。

今回観ていて、大王はいっぽくんがほんとうに好きなんだなあとしみじみ思うのです。
好きというか、懐いているというか。
次々と異動になるひとびとの中、いっぽくんが花組に戻ってきたことが、大王的に“久々の明るいニュース”だったんじゃないかなあと思うのです。
今思えば大劇のお茶会の時も、いっぽくんの話題が多かった。
…………大王の片想いじゃありませんように…(親心発動)。


ショーでもザ・コンチネンタルの最後、銀橋で客席に手を差し伸べてました(後ろが詰まってますよ…!)。
仕立て屋のシーンでは、タキシードまとぶん(妙に語呂がいい)を見て、これに決めた!とアピールした後で、何故か人差し指と中指でお箸を作ってなんか食べてたし(麺類?)。
おなかすいてたのでしょうか。

しかもブロックサインをやり捨ててからはけていったため、大王の舞台存在時間がいつもよりも長く、残されたまとぶんとあやねちゃんが若干焦り気味でセンターに向かってました。
あやねちんは短距離走が遅いので(あやねちんお茶会発言より)、走らせちゃダメなのに〜。
あやねちんたらかわいいなあ〜大王の周りをくるくると舞う時はあんなに軽やかなのに。

あやねちんの笑顔を見ていて、あやねちんがお茶会で最期に「これからも色々なことがあると思いますが、それでも今が人生で一番幸せな時だと思うので、一日いちにちを大切に頑張りたい」というような(ニュアンスです)ことを言っていて、それを思い出してしまいました。

そう思って毎日舞台に立っている人をみられるのはこの上ない幸せだ。
そして、私の大好きな大王の横にそんなひとがいてくれるんだなあと思うと、さらに幸せになっちゃった。

 
posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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