2007年05月08日

わが名はハンタア。葉子などトカゲのエサに過ぎぬ…明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ

 
貴方がたはハトに投げた豆のかたちを、覚えていますかな?


…とでも言いそうな明智先生でした(すっごくわかりにくくてマニアックな引用ですみません)。
ようは、囮なんてどうでもいい、という。
葉子さんに冷たい冷たい。
でもそれはトカゲに夢中になっているからではなくて、“違う何かにとりつかれている”と言った葉子さんの言葉があまりに図星だったからでしょう。
先生は自分で冷静なつもりでいるのです(あんなトカゲダンスをしときながら!)。
だからこそ、葉子さんに図星を指された先生は、がらりと口調が変わるのです。
そして、さらにのめりこんでいく。

欲望が倫理を凌駕しているくせに、倫理の中で生きていると思っている人間の矛盾って、本当に好きです。

なにしろ、登場した瞬間から平常温度が高い先生でした…(やはり火曜日の夜は焼肉なのか…)。
クラブブラックリザードにて、夫人に小突かれながら、笑っていた。
ここで、もう彼女の魅力の虜になっている――無意識のうちに。
でも、認めないのです。

自分のなかに生まれた感情を見ないふりして、いつものとおり犯罪と向き合っているつもりでいる。
きっと、葉子さんに言われるまで、きっと無意識なのです。
ちなみに、あやねちんもそんな明智先生を受けて若干いつもよりも温度がたかめのトカゲちゃんになっていて、なんつーか本当にこのふたりは芝居のイキがあうんだなあと思います。

そしてホテル。
明智先生はうっすら頬を緩めたまま、夫人の言葉攻めを受け止めておられました。
ここでは堂々たる緑川夫人、しかしふとした目線に不安をよぎらせたり、それを隠すように虚勢を張っていたりしていて、有閑マダムの奥にイキがっている少女が透けて見えるのです。
彼女の演技が、彼女自身の結末までの伏線になっている。
あやねちんは本当に演技の質が大王と似ている…

波越くん、大物だ…と言う顔は放心。
そして黒蜥蜴の名前を叫ぶ時に、笑うのです…。
影男が解き放たれた瞬間。
そして、トカゲダンスですよ。すごくないはずがない…!
見ているだけで汗かくんですよ興奮して…!

そして先生はランデブーでもなんか赤い糸?を取り出して波越くんにいたずら…。
下手だったので見えなかったのが残念であります。


(飛ばしすぎですが飛ばしますと)少女が死んだ時、わたしはまたニュー先生に会えました。
自分を嘲笑いつくして、独楽を捨て、押し花を破って、死んでしまおうとしていました。
寸前、押し花の遺言を見て、死ぬのをやめる。
でもそれは彼女の言葉で立ち直ったというより、なんか“死ぬのを阻まれ、生かされた”感のある明智先生でした。

渾身のプロポーズをした相手に、お前が生きるために私が死んだのだと言われれば、生きるほかないもの。
生きなければいけない。
小林少年の呼びかけに“なんだね?”と微笑んだ瞬間に涙がボロリと。
その後、少年言いにくそうなことこの上ない…。
行こう、と言って歩み出した後、少しうつむき気味の先生の背中は立ち直った人のそれではなかった。
少年、これからが大変ですが先生をよろしくね、と結構本気で思いました。

そうそう、潤ちゃんが東宝ベスト潤ちゃんでした。
実は大劇18日以来のベスト潤ちゃん…
今だから言えますが、潤ちゃんは東宝ではずっと元気がなくて、ぐらぐらと煮立つ芝居の差し水みたいにひとり温度が違って、本当に心配していたのです。
なんかお芝居以外のことで悲しいことがあったのかとすら…。
もしかして飼っていた文鳥が死んじゃったりしたのかしらと余計な心配をしていたのですが(まとぶんは間違いなく文鳥は飼ってないだろうけど)。
元気になってよかった。


そしてショー。楽しかったです。
何度でも言うよ!byウルフ

ナイトジャズの大王が、久しぶりに解放されて楽しげに狂っていた。
つがいの小動物を追い詰めている狩猟犬のようでした。
最近のナイトジャズでは、大王は周りを見るようになったのか、暴走することもなくおぎたせんせいの込めただろう意図どおりに“演じて”ましたが、今日はタガが外れてしまった模様…いいのいいのそれこそ大王だもの!

なにしろ、せり下がる大王を見るまとぶんの顔が、いつものさげすむような顔ではなくて、“や、やっと逃げ切った…”という安堵しつつまだ動悸が治まらない的な顔をしてましてね…。
しかしあやねちんはいつでもどこ吹く風でニコニコしていて、全ての狂気が彼女に集約されて昇華されているようにさえ感じます。
 

フィナーレ、羽根を背負って大階段を降りてきた大王が歌い始めてもそのお姿にスポットライトが当たりませんでした。
大王は歌いながら両手を差し伸べて“来い来い”とばかりに手招きしてました(…なんというか、“ヘイ!カモーン!”みたいな。直訳過ぎてすみません)。
応えるようにピンスポが当たり、瞬間、満面の笑顔。
死ぬかと思った…
やっぱり大王はピンスポ当たらないとね!

銀橋で“あー!”という顔でまた笑顔。
殺す気ですか。
誰を、何を見つけたのさ…


そうそう最近、真野すがたちゃんを見るたびに“薔薇様…”と思います(大王お茶会発言)。
何色の薔薇様でしょう…まったくもう!
誰ですか某シリーズの愛読者は!
名付け親はおれのじゅりあか!?それともいちかか!?(ぜったいどっちかだと思う…しかもじゅりあ説濃厚…)
もうじゅりあったら!かわいいんだから〜!!(ナニシテテモイイ)
大王はお茶会で由来について“面倒を見てもらってるからみたい”って言ってたけど…知らぬが仏ですね。

わかるひとには大爆笑モノなのですが…
お茶会でも客席はそんなに盛り上がってなかったってことは、やはりあまり知られていないのかも。
有名だと思ってた。


そういえば、この間読んでた某漫画誌の某作品に春野寿美礼という文字があって、びっくりしました(ちょっとした雑談に出てきただけなんですが)。
大王とあらんけいがすきなのかしらこの作家さん…
あの雑誌、なにげにヅカ登場機会が多いと思うのです。

なんだか何書いてるかわからなくなってきた…。
眠いのに興奮して寝れません。
もう5時ダヨー

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 明智小五郎の事件簿〜黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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