2007年07月15日

命燃やして輝いた源氏蛍…あさきゆめみしU


宝塚から梅田に戻ってきて、あさきであります。
藤井先生の先生攻撃で痛恨のダメージを受け、HP1くらいのまま臨んだ16時公演、とんでもなく入魂の源氏でした…。

 


どの歌、どのシーンも本当にすばらしかった。
特筆したいのが、藤壺の死のシーン。
総毛立ちました。

源氏は藤壺の死に際して、彼女との思い出をたどりながらつぶやくように歌う。


五月雨 小夜月 欣求浄土 漁火 綺羅星 愛別離苦


プログラムの歌詞を読んだときにはたんなる単語の並びだと思っていたのですが、大王が歌うと、ふたりの恋路が走馬灯のように目の前をちらちらと漂うのです。


五月雨の日の逢瀬もあったかもしれない、月を共に見上げた日があったかもしれない、須磨で漁火を見ながらかのひとを想ったかもしれない、逢瀬の帰りに綺羅星に導かれてそぞろ歩いたかもしれない――


そして、極楽浄土へ行くことへの心からの祈りと、愛する人との別離の悲哀を織り込む。
詩人だよ草野先生…!

どうしてこんな詩が書ける人が…あのフィナーレ…?
……きっとあれだ、詩人が絵を描いてみたら意外にアレだったという…ちょっとした悲劇なのかも。


草野先生のおっきな頭の中には美しい単語がぎゅうぎゅうに詰まってるんだと思います。
惜しむらくは、文章にする力が今一歩というところかもしれません。


そして、紫の上の法会のシーン。
陵王を舞うその音楽が歌詞こそありませんが“愛する人よ 幸せを祈る”の曲なんですね。

紫の上は、“どうしても舞いたかったのです、陵王を”と言いますが、陵王を舞いたかったのではなくて、“愛する人よ 幸せを祈る 永久に変わらぬ愛 あなた”と、言葉ではない方法で伝えたかったのかもしれない。
紫の上はほんとうに不器用で優しいひとだ。
posted by 海野モノトモ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | あさきゆめみしU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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