2007年07月23日

泣くに泣けない愛の涙のために…あさきゆめみしU

千秋楽でした。
まさに泣くに泣けない感じ…(泣いたくせに)。

じゅりぴょんとの公開収録で大王が「私にはあと2作しかないので、全身全霊で頑張ります」と(いうようなことを)言っていて、その言葉が、千秋楽公演で黄色い直衣で登場した源氏を見た瞬間、ものすごーく現実味を帯びてしまって、あとはもう…

源氏物語は大学時代に五十四帖読んで一生分のお付き合いは済ませたためもう勘弁状態だったのですが、今回の公演はある意味全然違ったので(!)楽しめました。
割と渋い評判だったのかなと思います。
私はおじいちゃん連中の毒も実もない無邪気な繰り言を聞くのが嫌いではないので割と楽しんだのですが、辛いひとには辛かっただろうな。
そう考えると私は多分せかいいちあの公演が好きなひとだねきっと(どーしょもない自画自賛)。

ちなみに先生、あさきじゃなくて紫の上を主人公にして描いたGENJIの方(きらさんの描いた方)を是非読んでよね…4巻しかないし。
ああいう長い話は、こうやって切ってこうやってまとめるんですよ、というお手本のような作品です。


何よりも

『寂しい子』
『無常観』

という私の魂を揺さぶる2大ファクターが備わっていたので、その物語世界の中心に大王がいるだけでぼくはもう満足なんだbyエリックって感じです。

源氏は幼くして母を亡くす。
絶対的な母の愛を知らずに育った源氏は成長し、“男”として義理の母である藤壺の“女”を求める。
母を求める気持ちと女を求める気持ちの混乱が生んだ激情。

結果、源氏は、男として愛してほしかった女性も、子供として愛してほしかった母も、失ってしまう。
そして、寂しいひと、完成。

かれはいつでもどこでも寂しさを抱えている。
とにかくさみしんぼすぎる…。

その寂しさをどーにかして埋めてあげたくなるような源氏でした。源氏の周りにいるひとみんながそう思ってしまうような源氏でした。
だからあの源氏は老若男女に愛されるのは仕方ないんですよ…。

私も愛した!そしてうっとりした!


 

組長さんが「来年は源氏物語が描かれて千年。来年の今頃に、春野源氏とこの公演を思い出していただければ」と(いうようなことを)言ってました。

時は前にしか進まないと何度となく言い聞かされてましたが(すだまちゃんから)宝塚はまさに邯鄲の夢なのかと、世の無常を思い知らされる。つねならむー。
12月25日、目が覚めたらまだ栗も炊けてないってことか!(違う違う)

そして大王の挨拶。
何度と聞いた「頑張ってまいりますので」という挨拶…それが突如まとぶんに向いた。

「頑張る(客席へ)…よね?(まとぶんへ)」

まとぶんがキョドってました(さもありなん)。
さすがアドリブに対応できないひと(そういうところがすきなのよ)
そして花組をよろしくお願いいたします、と。

大王は組子に、ファンに愛を注ぎ、全てを遺して行こうとしている気がしました。
階段を登りきって向こうをむいたまま少し振り向いて優しく微笑んだ光源氏の姿そのものであるような。
紫の上が死ぬ前「この世界はなんてまぶしいんだろう」と(いうようなことを)言いますが、大王は客席を見渡す度に、舞台にいる組子を見る度にそういう顔をしている気がして…

大王は大王なりに私たちの見えるところ、見えないところ、いろいろなところで組子に愛を注いで…いる割にいっぽくんのDSのはなしになった時
「……。…?…!?」
となってました……

素なの?ねえってば!
なんかとなりのまとぶんに情報の真偽を確認してたっぽいのがまた…
確認されたまとぶんは再びキョドる。
ごめんね…もういっそ慣れて…ていうか組長さんが嘘言うわけないし…。

そして初耳大王は満面笑顔で「わーすごいすごい」(といわんばかりに)心からのおめでとう拍手をしてました(大王って手の付け根どうしをつけたまま開いては閉じ、を繰り返すように拍手をするけど、多分絶対音とか出てなくて、それがいい〜)。

…ていうかいっぽくん、ちょっと困ってたと思うの。
ご挨拶のタイミング、つかめなかったんだと思うの。

いっぽくんのファンのひとが苦々しく思ってませんように…


最近、外孫を愛でるばーちゃんのよーに大王を愛しています(年上の、しかもトップスターさまになんてことを)。

親は時に厳しく、時に優しく愛するものだと思うのですが、私はもう時に甘く、時に重く、時にやりすぎなくらいで愛してるんだもの。

叱咤激励なんて出来ないもん。
いっそもう愛でるのみでございます。

posted by 海野モノトモ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | あさきゆめみしU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
海野さん、とってもお久し振りです。
(覚えていらっしゃるかしら・・・)
『あさき』終わっちゃいましたねぇ〜。
寂しいよぅ〜めそめそ。
海野さんは今回の作品に対して
とても前向き(・・・)に捕らえていらして
「大人やなぁ〜」と感心致しました。
やっぱり何事も楽しんだもの勝ちですよね。
オサさんの光源氏が観られただけで
この夏は大収穫でございます。
また寄らせて頂きますね〜。
Posted by みつよ at 2007年07月25日 19:20
>みつよさま

お久しぶりです!
もちろん覚えております。
お元気そうで何よりです!

あさき、終わってしまいましたね…

私は初演をみていないせいもあり、
原作も昔読んだきりで思い入れもないせいか、
わりと素直に“そういうもの”として楽しめた気がします。

なにより、なんだかんだ言っても春野氏が演じた中での
好きな役のランキング(私の中の)上位に、
光源氏が食い込んできたのが、この公演を嫌いになれないいちばんの理由かも…。

みつよさまも春野源氏、堪能なさったようですね。
確かに春野源氏がいた夏、よい夏でした!(夏はまだこれからですが…)

コメントありがとうございました!
私もまた遊びに伺います〜(実はこっそり日参してます…)
Posted by 海野モノトモ at 2007年07月27日 03:14
ご無沙汰しておりました。

>そう考えると私は多分せかいいちあの公演が好きなひとだねきっと

私も多分ベスト10くらいに食い込める自信があります。(せかいいちはきっと無理ですおそらく)
キャストにも不満がないもので…。



Posted by Aさん at 2007年07月27日 23:59
>Aさま

ご無沙汰しております。

Aさまはベスト10圏内ですか!
わりと上位ですね!(もしかして私ダントツ一位なんでしょうか…)

キャストへの不満は…私としては、どうしてじゅりあがまた10代前半なの…!ってくらいでしょうか…。
でもじゅりあ嬢に“どうぞおよろしくね”と言われたらよろしくするしかなくて…!
困ります。
Posted by 海野モノトモ at 2007年08月02日 05:13
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