2007年12月26日

春野寿美礼の含有物


なんつーか、すごい退団記者会見だったんですね…。


“本名の自分”がいかに“ひとりの小さな存在の人間”であるかを語る記者会見なんて…!


“春野寿美礼”を100としたら、99までが第三者によって貸与されていた“宝塚歌劇団の生徒”と“花組トップスター”で出来ていて、残りの「1」が、大王いうところの“本名の自分”なのだと。
12月24日、貸与されていた「99」を宝塚歌劇団に返す、それが大王にとっての卒業だったのでしょうね。

そして99をお返ししたのだから“元宝塚歌劇団トップスター・春野寿美礼”という肩書きを引っさげての芸能活動はしない、ということなのでしょう。


その潔さ。
思慮深さ。


いや肩書きを持って活動しているひとがどうの、と言っているわけではなく。
大王自身そういう強いしたたかさみたいなものを持ってなくて、それを自分でもきちんと把握した上での判断だったのだと思うわけです。


わたしはこのひとを誇りに思います(勝手に)。


まあ、100の状態で、もしくは100を1000にして卒業していくひとが多い中、よもやわたしの応援しているひとが「1」になって卒業していくとは夢にも思いませんでしたよ…
でも、大王は17年かけてその「1」を磨き続けてきたのだろうなあと思いました。
そして唯一無二の「1」になったのだと。


パレードの時の大王は、知らない人だったのです…お茶会とかだって見たことないものあんな大王。
宝塚歌劇団に春野寿美礼を置いてきてつるーんとした「1」のひとだったから、だから知らなかったのか…。
はじめまして…うえーん。

パレードの時は報道陣からも「おさちゃんありがとー!」とか「おつかれさまー!きれいだよー!」とか声が飛んでいた。
泣いてるひともいた…
あの観念的な言動はさぞやインタビュアー泣かせだっただろうに、だからこそなのか、記者たちにも愛されていたのでしょうねえ。


記者たち(多分寄ってたかって)の尋常ならざる食い下がりにも脱帽。
誘導尋問に近い気もする…そして大王はものの見事に誘導されつつ、しかし決めたことを揺るがすことはなかった。


特に歌いたい歌はない。
だけど、歌に携わっていきたい。


その言質をもらえれば信じて生きていける…。
質問者の方々に感謝であります。

燃焼しました、と言い切った短い答えは、退団公演を次のステップにするのではなく、その公演ですべて出し尽くしたということなんだろうな。
舞台人という選択は、大王の中にはないのかもしれない。
ずっと総合演劇をやってきて、その過程でそぎ落とし研磨して、最後に残ったのが“歌”だったのなら、大王は歌ってくれると信じようと思います。

だってひとよりも優れたものを持って生まれた人は、あまたの凡人に分け与える宿命を持っていると思うから。
頼むよ…!


今年はもう観劇はありません。
思い出し観劇と記憶かみしめ観劇だけです…。

来年はアレックスでスタート(宝塚は)。
いい2008年にしてくれよ…!


名古屋も行くことにしました。
だって大王がこれからも花組をよろしく、って言ったから!
まとぶんとあやねちんがその言葉を汲んでふかぶかと頭を下げたから。

それに、なんと言っても花組には春野寿美礼が染み渡っているのだから、それがちゃんと活きているか、確認しに行く。


そうそう、25日は結局会社にいたの2時間くらい…出社したの15時過ぎてた(どこの不良会社員だ)。
みんなのいたわるような視線が痛かった…そして上司から「もう帰っていいからゆっくり休め」といわれて退社。

わたし結構きちんとしてたつもりだったんだけど、もしかしたらぐだぐだだったのかしら…


 

posted by 海野モノトモ at 01:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 春野寿美礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもこっそりお邪魔しておりました。
レポ、ありがたく拝見しています。

春野さんの退団って、他の方の退団と受ける印象が違って、本当に「春野寿美礼」が消える、って感じがしていたのです。
男役の春野寿美礼とさようなら、というのとまた違って…。
宝塚の申し子的な人だったからかな、と思っていたのですが、今回の100と1の記事を拝見して、とても納得しました。
どなたか演出家の先生が「奥ゆかしい」と形容された春野さん、慎み深い聡明な一女性として幸せに向かって歩んで頂きたいです。

あたたかい職場ですね。
これからもよろしくお願いします。
Posted by miko at 2007年12月26日 13:00
私もこっそりしかしいつもお邪魔していました。痛くて走り出しそうな私に少しだけお付き合いください。泣きました・初めて声がでました・この究極間・刹那感・これなんだ!・と・・・

歌が好き<ダンスが好き<男っぷりが好き>素顔が好き>笑顔が大好き

こちらにお邪魔して
この人が大好きなんだ! と改めて思えて、退団発表から痛くてしかたがない心でしたが(勝手ではありますが)やっとなんとか受け入れられそうです。
寿美礼さんと出会ってから、こんな笑顔になりたい!この笑顔のつくれるような素直な心になりたい!と毎日写真を手元にいおいていました。今思います。きっと彼女は自分を削って私のような者何千人の心を救ってくれていたのだと。心から感謝しています。最後まで理想を失わない彼女に感服です。私もこのように生きいきたい!

声も聞きたい・姿も目にしたい・けど・我慢できるかも・
こんな思い通じますよね?
Posted by cooh at 2007年12月26日 23:11

>mikoさま

はじめまして。
コメントありがとうございました!

ハルノさんの卒業は、“男役”と“春野寿美礼”を切り離す儀式ではなくて、“男役・春野寿美礼”と“本名の一人の女性”とを切り離す儀式だったということなんですよね、きっと。

それだけ、ハルノさんが春野寿美礼という男役を誇りに思い、大切にしていたのだと思うことにしました。
春野寿美礼は男役でしかありえなかったのかなあと思い至るようになりました。

私たちができるのは、ハルノさんがせかいいち幸せになるよう、そしてハルノさんが歌うことに幸せを見出す時が来るよう、全身全霊かけてお祈り申し上げるのみですね…。

ちなみに25日の職場でのNGワードは“引退”と“退団”だったそうです…
今日(26日)に聞かされて、また涙…(そして結局、先輩や上司をビビらせる…)
始末におえません…我ながら……。

また遊びにいらしてください。
多分ずーっとハルノさんに思いを馳せていると思うので、よかったらまたお付き合いくださいね。



>coohさま

はじめまして。
コメントありがとうございました!

悲しくてせつなくて、やりきれないですよね…ほんとうに。
明日も公演があるような気がして仕方がありません。
ただの現実逃避なのですが。


ハルノさんの笑顔は本当に…幸せになりますよね。
誰かに笑わされて「アハハ」と笑うのを見るだけで「笑わせた人GJ☆」と思っていたものです。

なにより、ハルノさんがほんとうに幸せそうに笑うから、だから私たちも幸せになれるように思います。

わたし達の見えないところでも、ハルノさんが幸せそうに笑っているといいですね…。

そしてわたしはハルノさんを信じて待ってます…
ハルノさんは“ファンと相思相愛だ”と豪語(笑)してたので、わたし達が愛し続ければわたし達の気持ちはいつかハルノさんに通じるのではないかと信じたいと思います…。

またいらしてくださいね。
ありがとうございました!
Posted by 海野モノトモ at 2007年12月27日 03:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/74690715
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。